（前回までのあらすじ）
　HSR走行会を終え四国への帰路を急ぐ我々でしたが、予定していた佐賀関港のフェリーはその日の便が既に満杯で乗船叶わず。
仕方なく23：50発の臼杵発フェリーに乗るべく、臼杵港で時間を潰していました。

　当方に暮れつつもなんとか帰る目途が付き、一安心といきたい所であったのですが、ここで更なる追い討ちが。

　夜中のサービスエリアのガソリンスタンドは開いているのか？

　バイク部隊の最低航続距離車は恐らくDR-Z400SMか、V-MAX。四国内で、高速道路に乗る直前にどこか24時間営業のスタンドを見付け、給油したとしても高速道路内でガス欠します。

　石鎚山S.A.のスタンドに電話。

　出ず。

　豊浜S.A.のスタンドに電話。

　出ず。

　今治あたりで一度高速を下り給油するか？
　灯油用のポンプ（通称シュポシュポ。正式名：醤油チュルチュル）を買ってきて長航続距離車から分けつつ走るか？

　色んな案を検討しましたが、結果、80�q/hで走れば持つだろう案を採択。そんな訳で船が来ました。乗船です。

　２日前とはうって変わり、船室に入ると瞬時に眠りへ。

　そして瞬時に２時間半が経過。気が付いたら皆さん支度をしていました。

　疲れと眠気と予定外の局面に直面している焦燥感でヘロヘロですが、再びバイクに跨り大洲I.C.を目指します。途中念のためガソリンスタンドで一部の人は給油。

　高速へ入ると、Osamを先導に80�q/hで移動開始。

　これが辛い。まさに苦行。

　ただでさえ眠いのに、このゆったり移動のナント眠気を助長することか！！

　もはや（先頭を除く）皆様、前のバイクのテールランプをボ〜〜〜〜っと眺めるだけの生き物になってしまったかのようです（先導Osamは偉かった）。

　M下は最後尾で一人、「５秒間目を閉じて走れるかゲーム」を開催。

　何度チャレンジしても達成できず。怖かっただけで眠気が覚めることはありませんでした。

　どれくらい時間が掛かったでしょう？　「もしかしたら東の空が、少し明るいのかも知れない」くらいの時に、やっと、本当にやっと、石鎚山S.A.に到着。

　そして。

開ぁいぃてぇたぁ〜･゜゜･.(/□＼*).･゜゜･

　給油できる。　好きに走れる！（←若干勘違い）　らりるれろ！！（←依然眠たい）

　テンションが上がりましたが、やはり眠い。20分程仮眠を取り、出発です。

　「豊浜S.A.で解散します。次は豊浜集合です」とご案内。給油を終えた皆様、うっぷん晴らしか眠気対策か、ピュー！と行ってしまいました。

　そして豊浜S.A.。

　ヘロヘロ状態で感想を語り合い（ちょっとだけ）、お礼を述べ合い（適当に）、無事を喜びあい（上の空で）、解散のご挨拶をし（ヘロヘロで）、
５月５日の早朝6：00少し前、解散となりました。

　帰りこそ本当に大変でしたが、総括すれば非常に楽しい、充実した旅となりました。

　　ご参加の皆様、

　予定外の事態にも文句一つ言わず、我々の采配にご賛同頂き、ありがとうございました！
　お蔭様で（各状況の中でですが）円滑に旅を終えることが出来ました。後日笑顔でご来店頂いた際には本当に感激致しました。すでにあなた方はツーリングの猛者です。今後も各種イベントのご参加、お待ち致しております！

　　ご参加頂けなかった皆様、

　次こそ一緒に行きましょうね。

　　　なぜか続く…。